小学生からの英才教育

家庭でもできる!小学生からのイスラエル式英才教育のメソッドで子供の考える力を伸ばす!実証された英才教育メソッドを無料公開中。

日本の英才教育はおかしい!英才教育に対する日本人の大きな誤解について。

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1.日本の英才教育はおかしい。

他国の英才教育と日本の英才教育は非常に異なるものです。教育先進国の英才教育は、子供の才能を見つけ、育て、養い、こどもの意思と夢を尊重して、子供の自立をサポートすることにフォーカスを合わせています。そのために、幼いときから知識や機能を小さな体に詰め込むのではなく、こども自らの才能と夢を発見して育てていくための「考える力」を養うことに重きを置いています。

 

その反面、日本では「英才教育」=「早期教育」としていて、英会話やスポーツ、学校教科などを他の子供より先取って身につけることを英才教育と言っています。または、ごく一部の大変優れた才能を持つ子供のみが受ける特別な教育や訓練という認識も根強いです。そのために、親は「私の子は特別!」といった我が子への愛と欲、他人への誇示の手段として度々英才教育の名を借りた早期教育や習い事を子供にさせています。しかも、大概そこには子供の興味や関心、熱意、希望などは「子供は分かっていない」、「子供には選ぶ権利はない」という理由で考慮されないことも多いです。

 

また、日本では小学校にも入っていない4~5歳の幼稚園生のときから月謝の高い英才教育の塾に通わされ、日本語さえ自在に使えないうちから英語を学んだり、意味の分からない教育を受けさせられたりしています。そのような英才教育の効果が非常に高かったという話はまったくもって聞くことはなく、子供のコミュニケーション能力が阻害されたり子供の心理状態が病んでしまったりと悪い噂は常にたっています。その結果、日本では「英才教育は子供をダメにする」、「英才教育は親のエゴにほかない」、「英才教育は費用の高く効果のないもの」といった悪評ばかりが目立ちます。

 

実際にGoogleで「英才教育」と検索しますと、このようなウェブページが1ページ目にヒットします。0歳から5歳までの英才教育の弊害に関する内容が大半を占めます。

 

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 しかし、これらの「英才教育」に対する問題点は、日本に正しい英才教育が広く知られていないためです。日本のおかしな英才教育のために、日本の子供が優れた教育を受けて自らの夢を見つけて突き進む力を養えない現状には非常に悲しく思います

2.英才教育に対する大きな誤解

 日本には驚くほど独自に発達した文化や技術、習慣などがたくさんあります。英才教育に関しても同じです。非常に多くの方々が子供の「英才教育」のことを誤解し、間違いを犯し、後悔し、悪くなった結果に悲しんでしまいます。その代表的な誤解について幾つか紹介します。

①英才教育は「乳児~就学前」に受けないと意味がない?

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日本では英才教育の鉄則のように語られる話で、子供の脳が発達する前の0歳から3歳、4歳から6歳の間に特別な英才教育を行わないと意味がないと言われます。確かに0歳から6歳の間は人生で最も多くの情報を吸収して理解し、自我を形成していく時期です。しかし「乳児の脳が発達していない」といった考え方は非常に誤解を招きやすい表現で、脳に障害がない限り生後1年を経過した子供の脳はちゃんと発達しているのです。従って0歳から6歳の間にこだわって英才教育を行うことにどれだけ意味があるか英才教育の専門家としては大きな疑問があります

 

さらに、人間の思考は「イメージ」を「言語化」してこそ複雑で高次元の領域に達します。つまり、リンゴを見ていても「赤い・丸々としている、くぼみがある、いい香りがする」といった感覚的イメージはもちろん、それが「リンゴ」であることも言葉を学んでこそ表現できる高次元の思考機能です。しかし第一言語の日本語をまともに扱える前から英語を学んだり、子供の生活と関連性が低い経験を強要することで、子供の言語能力とコミュニケーション能力、自我の形成に大きな悪影響を及ぼすケースが多くみられます

 

よって、乳児の時から英才教育を行うよりも、言語力とコミュニケーション能力、周囲への情報と知識のある小学生以降から英才教育を行った方が弊害の少なく効率のよい教育になります。実際に海外では私のように中学生以降になって初めて英才教育を受ける子供も少なくありません。もしどうしても乳児への教育がしたい場合は、たっぷりの愛情をもって声をかけ、会話をし、世の中のさまざまなものに触れさせてあげることが最善でしょう。

 

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②英才教育を受けると学校の成績が上がる?

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日本での英才教育の最終ゴールは「名門大学に入ること」が少なくありません。そのために当然のごとく英才教育の結果として学校成績が上がることを期待してしまいます。そのために英才教育塾では必然的に学校教科を先取って教える「先行学習」を英才教育の名を借りて行います。しかし、これは英才教育ではありません

 

本来英才教育は、子供の才能を見つけて育てていくための「考える力」を養うものです。子供の趣味と趣向にも影響されますが、必ずしも子供の才能が「勉強」にあるわけではなく、子供の考える力がすぐに学校の成績を引き上げることは望めません。しかし子供の考える力が養われると徐々に難しい問題を考える思考力が身に付き、学年を重ねるにつれて難しくなる教育課題や日常的な問題に対処できる能力が養われます。

 

子供の今の成績よりも、子供の才能を活かして幸せな未来を自らの力で切り拓ける強い子供として育てるには子供に過度な期待をせず、信頼することが大事です。親の期待は多くの場合失望というブーメランになって親子の関係を壊します。子供への信頼は子供を励まし、やる気を出させます。また過度な期待がない分、子供の小さな結果にも親子共に喜び合い、次に進む勇気と力が得られます。そのうえで行う適切な教育の機会が「英才教育」であって、その英才教育は子供に知識や機能を覚えさせるよりも「考える力」を養うものでなければなりません

 

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③子供に特別な才能がなければ英才教育は無用?

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日本の親御さんが子供に英才教育を受けさせようとするとき、もっとも多い方が選ぶのが「英会話」です。その次が「スポーツや音楽(楽器など)」、「選考学習と頭脳開発プログラム」に続きます。そもそも、これらの英才教育(もどき)が子供の才能を考慮したものでもありませんが、これらの英才教育において結局は「特別な才能がなければ費用の高い英才教育でも意味がないよね・・・」と大きな声で言う方が少なくありません。しかしこれも間違った英才教育を行ったための結果なのです。

 

もちろん子供の中にはひと際目立つ素晴らしい才能を持っている場合もあります。しかし、英才教育は特別な才能を持った一部の子供のためのものではありません。脳機能に深刻な障害を持つ子供を除き、全ての子供は生まれながら複数の才能をもって生まれ、自我の形成と経験によって自らの才能を開花させていきます。つまり、英才教育は全ての子供のための一般的な教育法なのです。親の一方的な希望や顕示欲による子供に適さない英才教育でなければ、どんな子供にも英才教育は子供の望む未来を子供自ら切り拓くための力になります。

 

しかし、子供の才能はどこにあるか、子供に合った教育がどんなものか、子供の為にどんなことをしてあげればいいか、最初からはよく見えてきません。そのために子供の才能と必要な教育環境を見つけていく必要があります。その為の方法が「多彩な経験」をし、その経験を最大化する「思考力」を養うものに限ります。従って子供の才能を開花させるためには何か特別な教育法を施すのではなく、子供の思考力を養う機会と多様な経験ができる環境を整えて、信頼して待ってあげることでしょう。「英才教育は特別の子供のためである」と思いこまず、ご自分の子供にあった最適な英才教育法を考えていきましょう。

 

3.子供の考える力を養うためのイスラエル式英才教育

 上述したように、子供の英才教育とは「子供の才能を見つけ育てていく」ための考える力から始まります。イスラエル、フィンランド、アメリカなどでは独自の英才教育法を研究、運用していて共通して「独自的な思考能力」に重点を置いています。

 

その中でも私が紹介する 「小学生からの英才教育」は、本場イスラエルの政府指針によって定められたユダヤ教育を基礎としたイスラエルの教育法を基にしています。イスラエルでは、1970年代から教育省の中に英才教育課を設置し、全ての学生の教育に英才教育の基礎を取り入れています。また、知能指数(Intelligence Quotient)や情動指数(感性指数:Emotionally Intelligence Quotient)が3%以内の学生や、英才教育を受ける為の資格試験に合格した学生に対して義務的に英才教育を集中的に受けてもらっています。

 

この教育メソッドは、豊かで柔軟な思考に基づきより創造的な思考を生み出す事を目的とし、親子または教師と学生で会話を重ねながら行う教育プログラムです。特定の正解を定めず、導出した答えに至るまでの論理的かつ独創的な思考経路に重きを置くのが大きな特徴です。また、思考材料として扱う課題も大変ユニークで独特なものが多いです。例えば「象を冷蔵庫に入れる方法を考えよう」「空が青い理由を考えよう」といった、大人でもしばらく戸惑ってしまいそうなユニークなテーマなのです。このようなテーマに対して、情報を集めて整理し、推論を重ね、斬新で奇抜な答えを論理的に組み立て続けていきます。

 

全ての子供は才能と可能性にあふれています。是非ともイスラエル式英才教育のメソッドを親子で実践し、子供の望む未来を切り拓くための大切な才能を見つけ、育てていきましょう。

 

 

『参考:象を冷蔵庫に入れる方法を考えよう』

www.gifted-child.net


『最新のイスラエル式英才教育実践問題解説』

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 このブログを書き始めたきっかけの話

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